会社員から弁護士へ!地元密着型弁護士が、いま大事にしている「思い」とは

こんにちは。

田園都市線沿線・地域密着型法律事務所、たまプラーザBizCivic法律事務所の弁護士 木村俊樹です。

今回は、まことに恐縮ではありますが(笑)、たまプラーザBizCivic法律事務所の、わたくし、弁護士 木村俊樹のインタビューを通して、弁護士という仕事や私がこの青葉区という地元でどういう役割を果たさせていただきたいのか、などをざっくばらんにお届けします。

お気軽にお読み下されば、幸いです(笑)


ーー弁護士になろうと思ったきっかけや、弁護士になるまでの経緯をお聞かせいただけますか?

小学生の頃、テレビで弁護士が活躍するドラマを見て、カッコいい!と思ったのがきっかけで(笑)、小学校の卒業文集にも「将来の夢」というお題で「弁護士になりたい」と書いた覚えがあります。

弁護士になるまでの経緯は、長いですよ(笑)。

大学は法学部で、在学中から卒業後も3年ほど法律事務所でアルバイトをしながら、司法試験の勉強をしましたが受からず、親から「いい加減にしろ」と言われて、しぶしぶ就職しました(笑)。

ただ、仕事をするにしても法律から離れたくなかったので、就職先は当時まだ珍しかった法務部門がある設計製図機器メーカーに決めました。

実はその後も、仕事を続けながら試験勉強を再開してみたのですが、当時の司法試験は合格率が3%程度の難関だったこともあり、今から考えれば、仕事をしながら合格しようなんて、まあ、無謀だったなーと(笑)。

また、2006年から試験制度が一新され、法科大学院を修了しなければ受験できなくなったので、ある意味で平穏な生活に戻りました。当時、奥さんがとてもホッとしていたのを覚えています(笑)。

ところが!2011年から新たに、法科大学院を修了しなくても、司法試験の受験資格を得ることができる予備試験制度が始まったのを期に、またまたチャレンジを再開しました。

さすがに、奥さんは呆れてましたが(笑)。

結局、受験を再開して6年で最終合格できたのですが、その間ずっと仕事を続けながら勉強できてこれたのは、家族や職場の理解があったからこそで、そこはとても感謝しています。

ーー弁護士というとエリートのイメージですが、木村さんは生粋の叩き上げ弁護士なんですね!その長年の努力は本当に素晴らしいです。
晴れて司法試験に合格した後、すぐに独立されたのですか?

一年間休職して、司法修習を受けました。

司法研修所というところで理論と実務を勉強するのですが、周りは若い方ばかりで、私はだいぶ年長でしたが、学生時代に戻った感じで、勉強だけではなく飲み会などとても楽しかったです。そこで、1年後に法曹資格をもらいました。

その後復職し、定年後に独立しようかなと思っていたのですが、やはり自分で資格を活かした仕事をしたいという思いがあったので、定年を待たずに2020年6月に思い切って独立しました。

ただ、ちょうどコロナ禍だったこともあり、最初から不安なスタートとなりました(笑)。

ーー地元たまプラーザに事務所を構え、どのようにお客様を獲得していったのでしょう?

会社員だったころは東京に通勤していたので、地元には休日にしかおらず、たまプラーザのことを実はよく知りませんでした。

ですので、まずはたまプラーザのことやどんな人が仕事をしているのかを知ろうと思いました。

そこで、独立開業後は、以前から気になっていた「まちなかbizあおば」や地元の商店会に入会して、地域に根ざした活動をされている方々と知り合うなかで、だんだんとお仕事の相談も受けるようになりました。

ーーところで、企業の法務部門ではどのようなお仕事をされていたのでしょうか?

法務部門というのは、トラブルが起きることを未然に防ぐことが基本的な仕事です。

ですから、契約業務、社内規則の企画、制定や順守状況のチェック、社内教育などが仕事の中心でした。

ーーそういうご経験から、弁護士としてご活躍の今も、中小企業の経営者や個人事業主の方向けに、トラブルになる前の予防的なお話を色々されているのですね。

まさにその通りです!

トラブルが起きてからの対応は、内容にもよりますが、時間的にも費用的にも負担が大きく、何より精神衛生上非常によろしくない(笑)。

皆様お忙しい中で、なかなか予防にまで意識が向かないかも知れませんが、しかし、結局は未然にトラブルを防ぐのが一番コスパがいいのです。

契約書を大事にして、きちんと内容をチェックして、交渉すべきところは交渉してと、ひと手間かけることでずいぶん仕事がスムーズでかつ何より安全になります。

ーー最後に、たまプラーザBizCivic法律事務所の名前の由来を教えていただけますか?

地元名をいれたのは、この地元に密着して活動していこうとの思いからです。

また、「BizCivic」は、「Biz=ビジネス」と「Civic=市民の」をあわせた造語で、ビジネスと人々の生活との両方に関わっていく事務所の方針を表しています。

開業してまだ3年ほどではありますが、地域を盛り上げるために積極的に仕事に取り組まれているたくさんの方と知り合うことができました。

これからも引き続き、たまプラーザの「マチ弁」として気軽にご相談いただける事務所を目指すとともに、ご一緒に様々な問題やテーマに取り組んで、少しでも街の活性化にお役立ちさせていただければ、と思っています。